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君の一歩 私の一歩 

 
 
 
 
 
小次郎は14歳の夏をなんとか乗り切ろうとしている

白髪だらけになった顔や、筋肉の落ちた四肢に老い感じるが

それでも食欲だけはまだまだあるようだ



一時期・・・そう、夏の初めの頃に

散歩の足取りのあまりの重さに愕然とした日があった

私の左側を私の歩調に合わせて・・・それが散歩の基本だった

しかし、五分もすると遅れだし、苦しそうに息を切らせる

着実に迫る彼の老いに対して、私は自分の無力さを悔やんだ



でも今は・・・

私が小次郎の足取りに合わせて歩く

彼の行きたい方に、彼のペースで歩く

常に歩幅をあわせて歩き続けていた私と彼は、それまでの慣習を捨てた

初めは戸惑い、数歩進むと私を振り返り確認していた

  『ねぇ、これで良いの?怒らない?』

困惑した表情を浮かべる小次郎の頭を撫でながら言い聞かせる

  「良いんだよ、好きなところに行こう」



今、秋の気配を感じさせる朝と夜を、小次郎と私は歩く

残された時は短いのかもしれないけれど

  君の一歩は、確かな生の証

  私の一歩は、永遠に続く君への想いの証

共に進もう

二度と戻らない美しい初秋に足跡を刻みながら・・・

 
 
 
 
 
[ 2009/08/23 21:55 ] 日記 |








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