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降り止まない雨はない 『オグリ!-小栗判官物語より-』@日本青年館・其の壱 

 
 

 
あの日、まだ冷たいこぬか雨の夜に消えていった背中を
再び雨の日に見送らねばならないのか・・・



目覚めた時、窓の外に広がる灰色の空を見上げながらそう考えていた
そして、その憂いのままに、振り出した雨を恨めしげに眺めながら時を待つ
千秋楽の余韻に興奮気味に語り合う人々の波の向こうに
静かに降り続く雨は季節の変わり目を告げる命の雫
それが解っていても尚、諦めきれない気持ちが胸を占める

  なぜなら・・・

あの人は笑って手を振っていたのだから・・・
満場の拍手が鳴り響く中、眩しいほどの笑顔が煌く
それは、様々な障害を乗り越えた者だけが見せる充足の表情だった
だから、
晴れやかな笑顔そのままに
澄み切った青空の下を堂々と歩いてほしかった
私にはそう願うことしか出来ないから・・・
そして、その思いはあの場に居合わせた人々共通の願いでもあった

  純粋に希う思いは必ずや聞き届けられる

それまでの雨が嘘のように止むと、雲の切れ間から日の光が差し込む

   目も眩むほどの日差しが
      雨に洗われた若葉に残る雨粒を
         宛ら金剛石のように輝かせる

それは奇跡であったのかもしれない

満ち足りた表情のまま手を振って去って行く人の姿は美しい
その端整な横顔が晴れやかにほころぶ
それは、
幾多の苦しみを乗り越えた者だけが得ることの出来る無上の喜びなのか・・・

   おめでとうございます

あなたが、あなたとして生きるこの時に、輝く光がふりそぞぎますように・・・






[ 2009/06/06 14:09 ] 観劇記録 |








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