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落日に愛を憂う人よ @ 外伝ベルサイユのばら・アラン編10/9ソワレ② 

 
  


同県人でありながら、茅ヶ崎の会場は初めて

通りかかった地元の男性にお尋ねしたところ丁寧に教えてくださった
 
最後に、「あぁ、あれか! オスカル」
 
と、楽しそうに笑って去って行かれる後姿に頭を下げながら
 
心の中で私は叫ぶ
 
いいえ、アンドレです!
 


 
 
 
 
 
 
 様式美と言えば聞こえはいい。
 
 しかし、過去の栄光に縋るだけではいけない。
 輝かしい過去の記憶は美化され、それだけが至上の星のように輝きだしてしまう。
 だがそれは、偽りの光でしかない。
 私は腐敗を始めた血の色の液体を、芳醇な熟成を重ねた美酒であると思い込む愚か者にはなりたくない。
 
 ベルサイユのばらには、多かれ少なかれそんな印象を抱いていた。
 やがて100年に手の届こうとする宝塚の歴史において、燦然と輝く不朽の名作である事は認める。
 だが、人の感じ方は時代や状況によって変化していく。
 10年前の自分が今の自分ではありえないように、過去の名作が今も最上の作品であるとは限らないのだ。
 
 
 そして、この外伝ベルサイユのばら -アラン編- はと言えば・・・
 
 良いと思うよ、いや、その、マジで・・・(赤面v)
 ゴメンネ、どんなに偉そうな自論を打ち立てても、そこに壮さんが立っているだけで全てOKになってしまう私なのです。
 正直、初見ではアチャチャとなってしまった部分もあった。
 しかし、それを含めて今では良いのです。 
 『外伝・ベルサイユのばら -アラン編-』 はそんな作品だった。
 
 
 確かに道案内をしてくださった地元の方も仰ったように、ベルばらと言えばオスカルでしょう。
 でもね、この作品でのアンドレは本当に良いです。
 もちろんアランについても深く深く掘り下げられていて、実に魅力的な人物として描かれている。
 そして壮さんのアンドレも・・・
 
 具体的に例を挙げさせていただくと、今日一日でも語り続けてしまいそうですが、まずは開始47分辺り。(腕時計で確認したから絶対です)
 上手寄りに立ち 美しい人 を歌い始めるその佇まいが既にアンドレ。
 続くVSジェローデル様、独白、更にはアランに「オタク」呼ばわりされる件まで、アンドレの独壇場と言っても過言ではないと思うの・・・思うんだけど、如何?
 愛しているから守りたい。 しかし、目の見えない自分ではオスカルの重荷になるだけ・・・そんなアンドレの逡巡が胸に迫るのです。

 目の見えないアンドレとしての演技も更に現実味を帯びていたように思う。
 オーバーに反応するのではなく、必要最低限な身のこなしでそれを表現なさっていた。
 そこで思い出したのは2年前の全ツのオスカルの部屋でのワン・シーンだった。
 下手後方より舞台中央のオスカルに近づこうとした時に、テーブルにぶつかってしまう壮さんアンドレ。
 左手でそのテーブルのフチをなぞり、自らの位置とオスカルとの間合を計る一瞬の演技が光っていた。
 熱く迸るような感情をオスカルにぶつけていたアンドレが、あの一瞬でその悲哀を表現している名演技だと今でも思っています。 だってファンですから・・・。
 
 次に衝撃の例のシーンでは、台詞の言い回しが 「アラン、おまえもか?」 から 「アラン、おまえも」に変更(かな?)。
 アランに対しての感情が、怒りの要素を強く含んでいた前回に比べると、自分と同じ轍を踏むであろうアランへの同情の色合いが濃くなっているように感じられた。
 消え入るように呟く、「おまえも・・・」 で握り締めた右の拳が震える・・・アンドレ、スゴイです。
 その悲しみや苦しみを短い台詞に込め、続く 愛のかたち へと想いを繋ぐ。
 壮絶なまでの覚悟を決めたアンドレの愛が痛いほどに伝わってくる。
 ヤバイです。
 壮さんステキです。 (ゴメン、書いた私も恥ずかしいわ)
 
 衛兵隊でのシーンは、一人座っている部分からしてその雰囲気が違っていた。
 見えない分、全身の神経を研ぎ澄ませているであろう・・・その演技プランは正解でしょう。
 しかし、やや度を越しすぎた感のあった (ごめんなさい、ごめんなさい) 前回に比べると、わざとらしい動きが削られた分よりリアルさを増していたように思う。
 衛兵隊の皆に残るように強く諭され、力なく崩れ落ちる姿。
 大の男が土下座をしてまでも守りたいものは・・・どのような醜態を晒そうとも、愛する人と共に歩む道を選んだ男の真の強さがアンドレには有った。
 これ、泣くでしょ、普通。
 
 もう、壮さんアンドレには泣かされっぱなしなのです。
 

 

 
 


 

 
 ちなみに・・・
 この日のマチネは私の妹が観劇していた。
 妹のメール内容をココに記したいと思う。
 
 「壮さんはアランの次に良い役だね」
 
      ・・・妹よ、当然なのだよ(涙)
 
 「イトレに並んでいた後ろのおばちゃん達、アンドレがステキだと話してたよ」
 
      ・・・妹よ、更に当然過ぎる!
 
 「ムチの人がスゴク良かった」
 
      ・・・妹よ、おまえもか・・・
 
 まっ、宝塚観劇二度目 (花一回・月一回) にして壮さんの見分けが付いただけでも許してやるかな。
 
 
 
 

 
[ 2008/10/10 16:50 ] 観劇記録 |








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