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ボヘミアンであった日々 

 
 
 
 人は何を求めて生きているのだろう 
 

 お恥ずかしい話ですが、私は関西在住の時代に丸二年全く働かずに遊んで過ごしていた経験がある。
 それに先立つ八年余り務めていた職場を退職する際に、それ相当の退職金を頂いた。
 無謀にもそれを使い切ってやろうと考えたのだ。
 様々なことを学び、人として成長する為に大切な時間を過ごした八年。
 解放されたという安堵感と共に、言いようのない寂しさも感じていた。
 そして・・・
 
 誰も知る人の居ない場所に行きたいと思った。
 全ての柵をかなぐり捨てて裸の自分と向き合いたいと思った。
 
 初めての町で保証人も要らない怪しげなワンルーム・マンションを借りた。
 そこは週に一度のペースで警察の方が尋ねて来るような部屋だったが、寝るだけの場所と割り切っていたので問題はなかった。

 朝目覚めると、釣り道具だけを担いで防波堤に向かう。
 そうして日がな一日釣り糸を垂れながら、日差しを浴び風を感じて過ごした。
 
 時にはレンタカーを借りて地図も持たずに、気の向くままに走り続けた。
 北は札幌から南は鹿児島まで出かけた。
 眠くなったらリクライニングを倒して眠り、起きてまた走り出し・・・。
 
 当時はワン・ニャンとも同居(?)しておらず、自由気ままな身だったので可能だったのだか、今にして考えると、なんと自堕落な生活だろう。
 
 しかし・・・
 

 何もかもを捨て去った時、目の前に広がっていた白い画用紙の上に、自由な色で思いを綴り続けたあの日々。
 空は空として、花は花として、そして、時間さえもが季節ごとに顔を変えて私の前に確かに存在していた。 
 

 自分と対峙し、心の声に耳を傾け 


 あの大いなる遠回りの果てに今の私があるのだと思う。
 潮の香りや風の色を感じ、冬の寒さや夏の暑さを本当の意味で体感したあの経験こそが、何物にも変え難い贅沢だったのだ。
 
 許される事ならば、もう一度だけあんな旅をしてみたいと思う。
 
 二度と不可能である事は十分に承知しているつもりだが、出来ることならば、もう一度だけあの時の風を感じてみたい・・・
 
 
 
 




 つまりは、フーテンの真冬なんですね・・・私・・・
 
 

 
 
≪※注≫ 失踪届を出されないようにご注意ください。
(経験者・談)

 
 
 
 
 
 

 
[ 2008/06/28 22:57 ] 日記 |








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