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そして一つの時代が終わった 

 
 
 その猫は朗々と月に歌う
 
 

 
 
    『 その猫は朗々と月に歌う
 
 
 
  こえが聞こえる
 
  優しく…しかし確固とした意思を持つその聲
 
  精悍な顔立ちを柔和な仮面の下に隠し
 
  猫は歌い続ける 
 
  あの日、天上へと差し伸べた指先は
 
  美しい弧を描きながら再び空へと還る
 
  誰よりも強く、誰よりも優しく、そして…
 
  誰よりも神に愛されたその猫は
 
  鮮やかな光彩の中に消えて行った
 
  戻る事のない時の中、今も忘れえぬ聲が響く
 
 
 
 
    その猫は朗々と月夜に歌う
 
      深き愛を語る歌聲よ  永遠とわに…
  
 
 
 
    
 


 
 
 その人は、会いに行きたいと思わせてくれる、最後の猫だったのかもしれません。
 しなやかに伸ばされた指先や、一音一音を丁寧に歌い上げる美しいテノールが大好きでした。
 必ず再びお会いできると信じていたのに…。
 今は静かにこの想いを抱き締めてみます。
 
 
 【追記】
 今、雨が降り出しました。
 静かに音もなく。
 窓の外を眺めていたら…少しだけ泣いても良いんだよ…そんな声が聞こえたような気がしました。
 
 
 
 
[ 2007/09/11 21:44 ] 創作 |








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